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面会交流をさせたくない場合、どのように進めればよいのでしょうか?

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面会交流をさせたくない場合、どのように進めればよいのでしょうか?
面会交流971.jpg一般に、面会交流を完全に拒むことは相当ではありませんが、以下を参考に考えていただければと思います。
 
まず、面会交流が子どもの福祉(利益)のために行われるものであるという観点から考える必要があります。
 
たしかに、監護親としては面会交流をさせたくない事情があるということは考えられます。
 
しかし、子どもにとっては、非監護親も親であることに変わりはなく、子どもの福祉(利益)を考えた時に、子どもの健全な心身の発展のためには、面会交流を実施することを一律に拒むことは相当ではないことが多いといえます。
 
ただし、監護親の方が面会交流をさせたくないとお考えになるのには、当然のことながら何か事情があるでしょう。

例えば、
・子どもが、面会交流の機会になると、会いたくないと言って、泣いて嫌がる。

・非監護親が、面会交流の度に自分や自分の実家の悪口を言うため、会わせたくない。

・非監護親が、子どもの意思を無視して、自己満足のために会って連れまわしていると思われる。

・非監護親が、面会交流の度に監護親に相談もなく高価なプレゼントをするので、子どもの教育上よくないと考えている。など、様々なことを考えられてのことだと思います。
 
上記のことを解決しないまま、面会交流を実施することは望ましくありません。
 
そのため、面会交流は基本的に拒むことはできないのですが、今後の子どもの福祉(利益)を一番に考え、現在の問題を解消できるように、面会交流の実施方法等を再検討していくことが必要です。
 
問題が生じている時に面会交流の実施方法等を十分に検討しなければ、子どもの心身の健やかな発展のためになされる面会交流がそうではないものになってしまい、子どもにとって不利益になりかねません。
 
子どもにとって重要な面会交流を子どもにとっていい形で実施するために、この時期に、面会交流の実施方法等を再度、十分に検討していただきたいと考えます。
 
もっとも、具体的にどのように検討すればよいのかわからないという方も多いでしょう。
 
そうした場合には、面会交流の問題に詳しい専門家のサポートを受けることが必要です。お困りの方は、是非当事務所にご相談ください。

投稿者プロフィール

高橋 善由記
高橋 善由記
弁護士 仙台弁護士会所属
専門分野:離婚
経歴:仙台生まれ。仙台第一高等学校卒業後、上智大学文学部英文科に進学。卒業後、平成14年に弁護士登録。勅使河原協同法律事務所(仙台)を経て、平成24年に高橋善由記法律事務所を開業し、現在に至る。主に離婚問題の解決に従事し、相談者の抱えている問題に寄り添いながら最適な方法を提案し、新たな人生の始まりをサポートしている。