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DV妻との調停不成立後、離婚請求を勝ち取った夫(50代)

DV被害の解決事例

相談者:50代男性 Oさん

Oさんは、離婚歴がありましたが、同じく離婚歴がある50代の女性と知り合い、再婚し、同居を始めました。同居を始めて間もなく、Oさんの妻は、お酒を飲むと豹変し、Oさんに対して暴言を吐き、暴力を振るうことを繰り返すようになりました。そのため、別居して様子をみることもしましたが、妻の状況が変わらなかったため、Oさんは、離婚を決意し、自ら離婚調停を申し立てました。
 
しかしながら、妻は、調停には出席せず、調停は終了となりました。ただ、調停となった後も、妻は、飲酒をした状態で、OさんやOさんの関係者に何度も電話をして暴言を吐くなどしていました。離婚の意思が変わらないOさんは、当職を代理人として、離婚訴訟を提起しました。
 
当職が代理人となってからは、当職に対しても、Oさんの妻から何度も電話があり、飲酒をした状態での電話もありましたが、当職からは、Oさんの離婚の意思を伝え、訴訟において、必要な主張をするように求めました。
 
訴訟においては、裁判所に対し、Oさんの供述などにより、妻の状態を率直に伝えるとともに、婚姻関係が破綻していることを訴えました。Oさんの妻は、特に反論もせず、裁判所は、Oさんの離婚の請求を認める判決をし、確定しました。その後は、Oさんの妻からOさんに対して連絡がくることもなくなりました。
 

弁護士のここがポイント!

Oさんのケースでは、妻の状態からして、離婚について冷静に協議をすることは困難でしたし、調停にも妻が出席しなかったため、離婚をするのであれば、訴訟を提起せざるを得ませんでした。訴訟になると、長期化するケースもありますが、ケースによっては、Oさんのケースのように、早期に解決することもあります。
 
なお、Oさんのケースでは、訴訟を提起してからも、訴訟外で、妻から当職に対して何度も連絡がきましたが、それにより、Oさんに対する連絡が減り、Oさんの精神的な負担がやや軽くなったのではないかと思われます。
 
弁護士が裁判所における手続きの代理人となった場合でも、手続外における相手方に対する対応も可能であり、この点でも依頼者の方にメリットがあるのではないかと思います。弁護士としては、裁判所における手続外のことにも目を配り、対応をさせていただきます。

 

投稿者プロフィール

高橋 善由記
高橋 善由記
弁護士 仙台弁護士会所属
専門分野:離婚
経歴:仙台生まれ。仙台第一高等学校卒業後、上智大学文学部英文科に進学。卒業後、平成14年に弁護士登録。勅使河原協同法律事務所(仙台)を経て、平成24年に高橋善由記法律事務所を開業し、現在に至る。主に離婚問題の解決に従事し、相談者の抱えている問題に寄り添いながら最適な方法を提案し、新たな人生の始まりをサポートしている。